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低反発マットと高反発マットの違いとは?

自分は敷布団として「高反発マットレス」を使って日頃眠りについています。ただ最近両親のために「低反発マットレス」を購入したんですが、少し買い物に失敗しました。

そこで自らの経験を活かして、今から高反発マットレスと低反発マットレスの違いを説明したいと思います。寝具選びに迷っている方は参考にしてみて下さい。



沈み込み度合い

まずは低反発マットレスと高反発マットレスの「沈み込み度合い」の違いを簡単に説明したいと思います。

低反発マットレスは柔らかいため簡単に沈み込みます。硬さの単位でいうと30N程度。例えば、手の平を広げた状態でグッと押し込んでも、そのまま手の形ごと沈み込む。低反発マットレスの中でも柔らかいものであれば、しばらくは沈み込んだ手の跡が残る。

そのため低反発マットレスは、横になって眠ると体全体が沈み込みます。ただ体重が重い人の場合は逆に沈み込みすぎるためあまり向いていないとも言えます。

逆に、高反発マットレスは硬いため簡単には沈み込みません。硬さの単位でいうと150N程度。例えば、同じように手の平を広げた状態でグッと押し込んでも沈み込むことはまずない。ただ硬いとは言っても、もちろん高反発マットレスの上を歩くと足は沈み込みます。あくまで面に対する力には強いということ。

そのため高反発マットレスは、横になって眠っても体全体はあまり沈み込まず、一般的に体重が重い人に向いていると言えます。ちなみに自分は体重が軽いんですが、決して寝心地が悪くはありません。不満感もありません。


重量の違い

続いては低反発マットレスと高反発マットレスの「重さ・重量」の違いを説明したいと思います。

低反発マットレスはポリエステル素材を採用していることが多い。高反発マットレスは高反発ウレタンフォーム素材を採用していることが多い。低反発のポリエステル素材は、赤ちゃんや老人用のおむつやペットボトルにも使われています。

だから一見すると低反発マットレスは軽量だと錯覚してしまいますが、実は低反発マットレスは非常に重い。細かい理由は分かりませんが、密度が高いからこそ元の形に復元しやすいんだと思います。当然密度が高いってことは、自然と重量も重くなる。

高反発のウレタンフォームは発泡プラスチックとも呼ばれ、その代表例である「発泡スチロール」。そこからも分かるように、とにかく高反発マットレスには空気が多く含まれているので軽量。空気が多く含まれているからこそ反発力も強い。

軽量とはいえ数kg以上とそこそこの重量感はありますが、それでも高反発マットレスの方が低反発よりも同サイズで比較すると軽量。おおよそ低反発マットレスは高反発マットレスより1.5~2倍ぐらい重いはず。


厚みの違い

低反発マットレスと高反発マットレスの厚みは、一般的に高反発マットレスの方が厚みがあります。低反発マットレスの厚みは最大でも8cm程度に対して、高反発マットレスの厚みは最大で10cm以上

ただ低反発マットレスは厚みが「4cm」や「8cm」と記載されていても、必ずしも厚みが一定ではない点を注意しておきたいところです。どうしても低反発マットレスは力の影響を受けやすいためか、未使用の段階でも厚みは安定しないことも多い。また使用している内に高反発マットレスよりも厚みは変化しやすい。


腰痛持ちにどちらがおすすめなのか?

低反発マットレスと高反発マットレスはどちらが腰痛持ちにおすすめなのか?

これは一概に結論付けるのは難しい。何故なら腰痛の原因は様々であるように腰痛対策も様々だから。そのため低反発と高反発のどちらが腰痛改善に繋がるのか、それは自分自身で両方を買って試すしかありません。


ドライブにはどっちがおすすめなのか?

そこで余談ですが自動車の長距離ドライブや車中泊| くるまンではどちらの素材が向いているのか?

やはり人それぞれの好みに寄るので一概に断言はできませんが、一般的に体重が重ければ高反発素材の座布団、体重が軽ければ低反発素材の座布団が向いてます。

ただし高反発素材の場合、どうしても厚みがあるとヒップポイントやアイポイントが変わるので運転する場合は少し注意が必要です。運転に慣れが必要になってくるので、自動車の運転が苦手な方は無理せず普通の座布団を使用することもおすすめします。


持ち運びのしやすさ

続いて低反発マットレスと高反発マットレスのどっちが持ち運びに適しているのか。ベッドの上に配置したり、畳やフローリングの上に万年床として利用するケースばかりではなく、押し入れの中などにマットレスを収納するケースも世の中には多いはず。

ただ持ち運びのしやすさは高反発マットレスの方に分があります。

一見すると厚みが薄くて曲げやすい低反発マットレスのように思えますが、どうしても復元力が強いため三つ折りにしてもすぐ起き上がろうとする力も強い。だから折りたたむためにはかなり力が必要であり、意外と低反発マットレスは扱いづらいと思います。

もちろん低反発マットレスも三つ折りタイプのものが販売されていますが、前述のように低反発マットレスは高反発マットレスよりもとにかく重い。想像以上に重い。そのため持ち運びしようと思っても、かえって腰を痛めるケースもあります。

ちなみに、これが冒頭に書いた買い物に失敗した理由です。低反発マットレスはあくまで万年床やベッドの上に敷くこと以外の使い道は考えない方がベターだと思います。


価格差やデザインの違い

低反発マットレスも高反発マットレスも価格に大きな違いは見られません。またデザインの違いについてもマットカバーの色やデザインで差が出ているに過ぎず、やはり基本的には低反発マットレスも高反発マットレスに大きな違いは見られません。
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