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寛解の意味とは?

寛解(かんかい)の意味を説明

寛解とは、病気の症状が改善した状態のこと。主に白血病といったガンや難病の患者に使われる用語。

ガン細胞が減少して症状が緩和された状態を『部分寛解』、ガン細胞が死滅して検査の数値が正常な値を一定期間持続した状態を『完全寛解』と呼ばれる。


読み方

読み方は「かんかい」。英語では「Remission(レミッション)」と呼ばれる。

緩解

また寛解だけではなく「緩解」といった漢字が使われる場合もある。どちらを使用しても間違いではない。むしろ語感的・ニュアンス的には、「緩解」という漢字の方が一般に理解しやすいかも知れない。

完治とは異なる

ただし、一般的に使われる「完全治癒(完治)」とは概念が異なる。

寛解とは、あくまで病気による症状が一時的or継続的に「コントロールされているように見える」だけに過ぎず、病気の根本原因が消滅したわけではない。

例えば、完全寛解という診断を受けたガン患者の場合でも、いずれガンが再発する可能性は常に残されている。

安倍晋三の潰瘍性大腸炎

例えば、難病の潰瘍性大腸炎。この難病患者で有名な人物が、自民党の政治家・安倍晋三がいる。

完全寛解が続いているとされるが、あくまで臨床的にコントロールされている状態であって、いつ潰瘍性大腸炎の症状が悪化してもおかしくはない。完治できる病気であれば、そもそも難病には指定されていない。また、寛解の状態を保つために薬を服用し続けなくてはならないなど、一般的な感覚として抱く「完治」という概念とは明らかに程遠い。

他にも統合失調症患者においても「寛解」という用語が使われるが、やはり日常生活を真っ当に送るためには薬の服用が欠かせないなど、やはり一般的に抱く「完治」という概念と「寛解」の定義は明確に異なる。
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