クローヌスの意味を説明
クローヌスとは、中枢神経性障害に併発して起こる不意な筋収縮性の反応のこと。ただし、「ミオクローヌス」とは異なる。英語と日本語訳
英語でクローヌスを書くと「clonus」。また日本語に訳されるときは「間代(かんたい)」という呼び名が一般的。どのような反応か?
クローヌスは、基本的に足に見られる反応。ヒザのお皿だと「膝蓋間代」といった呼び方がされる。例えば、下腿三頭筋(ふくらはぎなど)などでクローヌスがある場合、イスになどに座っている状態でアキレス腱をだらんと垂らす。そこからアキレス腱をピーンと急に伸ばすと、足首から先の部分が上がったり下がったり、規則的かつ律動的な反復運動を示す。
これはアキレス腱の深部腱反射が亢進していることと同じ意義があり、錐体路障害があることを示す。 上位ニューロンの障害(錐体路障害)で出現。
原因
クローヌスの原因は、上位運動ニューロン(錐体路)に障害があるからとされている。筋肉に急激な刺激を与えると反射性収縮を一般的には示すが、錐体路に障害があるため、反射性収縮が反復するためである。
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