スズキ・カプチーノの意味を説明
カプチーノとは、スズキ自動車がかつて1991年から1998年まで発売していたオープンカースタイルの軽自動車のこと。
スズキ・カプチーノは軽自動車では珍しく、フロントノーズが長いデザインをしたFR車だった。ただエンジンの配置を調整することで、カプチーノは実質的には「MR(ミッドシップレイアウト)」だったとされる。
しかしながら軽自動車の規格変更も手伝って、販売が停止した。ちなみにスズキ・カプチーノはイギリスでも販売されていたこともある。
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カプチーノの累計販売台数は約2万6000台
スズキ・カプチーノは1991年から1998年までの合計7年間で販売されていた。その間の累計総台数は26583台だった。つまりカプチーノの平均月販台数は300台程度だった。
やはり当時としてもオープン軽自動車はそこまで売れるものではなく、スズキ・カプチーノの変速機はジムニーのものを流用したり、搭載されているエンジンもアルトワークス用に開発されたF6A型を流用するなどしていた。
カプチーノという車名の由来
スズキ・カプチーノの車名の由来は、そのまま「(コーヒーの)カプチーノ」から来ている。ちなみにカプチーノはイタリア語で「シナモン入りエスプレッソコーヒー」の意味。そのためスズキ曰く、カプチーノのコンセプトイメージは「クセはあるけど小さくてお洒落な飲み物」。
カプチーノは頭文字を取って、当時「平成ABCトリオ」と呼ばれた。何故なら当時は同じオープンカースタイルの軽自動車がスズキ以外からも多く発売されており、マツダ自動車からは「AZ-1(A)」、ホンダ自動車からは「ビート(B)」が発売されていた。
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スズキ・カプチーノは復活する?
しかしながらスズキ・カプチーノは未だに根強い支持が存在する。スズキは最近になってアルトワークスを復活させるなどスポーツカー軽自動車に力を入れている以上、カプチーノが復活する可能性が取り沙汰されている。
またダイハツからはコペン、ホンダからはS660といった軽オープンカーが既に発売されているため、スズキもそこに追随して再びカプチーノを復活させる可能性が高まっている(と少なくともスポーツ軽自動車好きは期待しているらしい)。
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