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ヒルシュスプルング病とは?

ヒルシュスプルング病の意味 定義を説明 解説

ヒルシュスプルング病とは、消化管の蠕動(ぜんどう)運動ができない先天的な病気のこと。語源は、1886年にデンマークの内科医ハラルド・ヒルシュスプルングによって報告されたことから。また先天性巨大結腸症(congenital megacolon)という病名でも知られる。

腸内で食べたものを送り出す機能がないため、腹部が膨張したり慢性的な便秘をもたらす。先天性の疾患のため、新生児や乳幼児期から見られる病気。

原因は腸管壁に本来あるはずのアウエルバッハ神経叢やマイスナー神経叢といった腸管神経が部分的に欠如しているため。治療法はその無神経領域が広域ではない場合は切除して、腸管神経が生きている部分同士を縫合する手術が一般的。
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