ホウ酸・オルトホウ酸の意味 定義を説明 解説
ホウ酸とは、ホウ素のオキソ酸のこと。漢字でかくと「硼酸」。オルトホウ酸とも呼ばれる。化学式H3BO3、B(OH)3であらわされる、無色の結晶。また白色粉末。水溶液では弱い酸性を示し難燃性。ホウ酸塩鉱物に硫酸を反応させることで生成が可能。ホウ酸塩の産出地は主にトルコ。工業用の水酸化カリウム水溶液の中和剤として使われ、日本国内の企業は全て輸入に頼っている。
また毒性が高いため、害虫や害獣を駆除するための殺菌剤、殺虫剤に使われている。成人男性でも死に至る可能性もあるため扱いには注意が必要。
中性子を吸収する力に優れており核分裂反応の制御ができるため、ウラン型原子力発電にも欠かせない。
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