スポンサーリンク

空襲の意味とは?

空襲の意味を説明

空襲(くうしゅう)とは、航空機からミサイルや機関銃や爆弾、焼夷弾を地上の標的を狙って攻撃すること。航空機が発達した第一次世界大戦以降に使われ、もっぱら市街地へ直接攻撃するため非人道的な戦術の一つ。



日本への空襲

日本への空襲は、第二次世界大戦が膠着を極めた1944年前後から始まる。終戦の直前には更にかれつを極める。攻撃の主体はアメリカやイギリスといった連合国。

東京や大阪、神戸、名古屋など主要都市以外でも、全国各地で行われ200都市以上が爆撃を受けた。また日本の植民地だった台湾にも空襲が行われた。

爆撃範囲は約6万4,000ヘクタールにのぼり、淡路島より少し大きい面積が消失した。皇居も一部だけ焼失。
被災人口も970万人に及んだ。

死傷者は米国戦略爆撃調査団によると25万2769人とされるが、戸籍制度の不備や集団疎開などがともなって実質的な被害者数は現在でも把握されていない。

防空法

また日本国内では1937年から防空法が施行された。

この法律は国民に対して空襲で被害を受けた民家などの消火へあたるように強制するもので、空襲から逃げることを禁止していた。民間防衛とは名ばかりで、空襲における被害者が激増。いわば日本政府による犯罪的行為とも言える。
【スポンサーリンク】