IPX（あいぴーえっくす）の意味を説明
IPXとは、スマートフォンといった電子機器の防水や防塵といった保護性能をあらわす指標やグレードのこと。基準は日本工業規格（JIS）や国際電気標準会議（IEC）が規定。IPとは「International Protection（インターナショナルプロテクション）」の略語。Xとは保護の等級・グレードをあらわしており、更にその前後に各々の性能を示した数字が入る。
防水性能では全く保護されていない電子機器がIPX0から、継続的な水没でも浸水しないIPX8まで合計9段階まで存在。「IPX5/IPX8」など機能が併記されることもある。防塵性能では合計7段階まで存在する。
防水性能
IPX0…防水保護の機能はないIPX1…真上から落ちた水滴に当たっても影響がない
IPX2…斜め15度から落ちた水滴でも影響がない
IPX3…斜め60度から落ちた水滴でも影響がない
IPX4…どの方向からの飛沫が当たっても影響がない
IPX5…どの方向からのジャーっと水が当たっても影響がない
IPX6…どの方向からも更に強くジャバーっと水が当たっても影響がない
IPX7…一時的に一定の水深まで水没しても内部まで浸水しない
IPX8…継続的に水没しても内部まで浸水しない
防塵性能
IP0X…防塵保護の機能はないIP1X…直径50mm以上の物体が中に入らない
IP2X…直径12.5mm以上の物体が中に入らない
IP3X…直径2.5mm以上の物体が中に入らない
IP4X…直径1mm以上の物体が中に入らない
IP5X…粉塵は多少入るものの電子機器の機能には影響がない
IP6X…粉塵が入ることは一切ない